ストーム対策研究（Pauper、コモン構築）

Pauper（コモン構築）のストームデッキの対策で、
ANTとかの対策ではないので悪しからず。

前回の大会で棚ボタ的にもらったＭ１０のブースターを売り、
最近の大会のストームの好成績を受け、
研究のためにストームデッキを作りました。

デッキのレシピはこちらなどを参考にして下さい。
http://diaryofpauper.diarynote.jp/201004031816031833/
雑なレシピですので、現在主流のレシピは恐らく違っていて、
上記の日記のコメントにあるプレイヤー様のレシピが
かなり参考になると思います。

今回は《強迫》による対策をメインに考察。

まずなぜ《強迫》なのか。
それはストームに対するソリューションが少なく、
黒を絡めたデッキがPauperでよく見られ、サイドでの採用率も高いため。
また、ソリューションとして完全ではないが、
相手のコンボ成功率を低めるためのカードとして有効だと感じたため。

現状ストームデッキには、コンボのフィニッシュとなるカードとして、
《巣穴からの総出》と《ぶどう弾》が共に採用されることが多い。

このうち、《巣穴からの総出》には、全ての色に対策カードがある。
（《聖なる光》《残響する衰微》《地鳴りの揺るぎ》《砂嵐》《残響する真実》等）

が、《ぶどう弾》に対しては、《虹色の断片》等、白に対策カードが集中している。

白が絡まないデッキでも、ストームを妨害しましょうということで、
《強迫》で相手のコンボ成功率を下げましょうというところです。

《強迫》で何を落とせばもっとも有効なのか、という点についての考察ですね。

まず、ストームデッキのパーツを役割別に紹介。

【ハンドブースト】《留まらぬ発想》、《強迫的な研究》、《血の署名》等。

【色事故回避】《魔力変》、《彩色の星》、《彩色の宝球》、《水蓮の花びら》等。

【マナブースト】《炎の儀式》、《煮えたぎる歌》、《暗黒の儀式》、《陰謀団の儀式》等。

【成功率ＵＰ】《思案》、《渦巻く知識》等。

【フィニッシャー】《巣穴からの総出》、《ぶどう弾》

フィニッシャーを除く全てのカードが、当然ストーム稼ぎの意味も持ちます。

ではこれらのうち、どのカードを落とすのが有効なのか。
役割別に考えてみましょう。

【ハンドブーストのカードを落とす】

Pauperのストームコンボは、自分で回してみると
意外なほどギリギリで回ってます。ストーム稼ぎも手札があってこそ。
ハンドブーストを落とせれば、問答無用で成功率を下げられます。
特に、相手の手札に２枚以上フィニッシャーがある場合には、非常に有効。

【色事故回避のカードを落とす】

特に《魔力変》は、確実に相手のストーム数を１減らせるので
落として間違いということはほぼない。１減らす効果しかもたらさないこともあるが。

ストームには《血の署名》を使うタイプと使わないタイプがあるが、
使わないタイプだと青のカードにハンドブーストを頼ることになり、
色事故回避のカードも青マナを生むために使われることが多いので、
ここを落とせばハンドブーストも潰せる。
メインで《血の署名》を見なければ狙ってみてもいい。

【マナブーストのカードを落とす】

相手の手札にマナブーストのカードが少ない時に落とせれば、
かなりのプレッシャーをかけられる。

また、《血の署名》を採用しているタイプなら、
《暗黒の儀式》等を落とせればハンドブーストも制限できるので有効。

【成功率ＵＰのカードを落とす】

基本的に強い妨害にはならないと思われるが、
相手のハンドが明らかに悪い場合は、
《思案》キープ等の可能性もあるので有効かと。

【フィニッシャーを落とす】

《巣穴からの総出》はストーム数のハードルが低いので、
１発でも決められるとゲームを持っていかれ兼ねないが、
《ぶどう弾》は重ね撃ちされないとまず死なない。
なので《ぶどう弾》を落とせば単純に勝ち筋を細められる。

対策カード投入後なら、当然手札で対策できない方のカードを落とすべき。


【結論】
上記の指標を参考に、相手のデッキパーツと
手札を吟味し、その時有効なカードを落とすべし。


我ながら酷い結論にいたりましたｗｗｗ

でも自分でストーム回してみて思ったのは、
落とされたら嫌なカードって本当に状況によって違いますね。
レシピは完コピでも、慣れないと全然成功しませんし。

ストーム回すにも、妨害するにも、プレイング必要なんですねえ。