魂トークンA「おう、帰ったで」

トークンB「おかえりー」

トークンC「お疲れです」

トークンD「お帰りなさい」

A「なんやみんなエラい早いな」

B「もうお盆過ぎたからね。魂的には正直暇だよね」

A「そんなもんか~」


A(お盆か…)

A(俺もお母ちゃんの顔見たかったけど、呼んでくれへんかったな)

A(お母ちゃん何してるやろか…トークンになってなければええけど…)


B「今日のご飯はカレーだよ」

A「お、カレーか。みんな待たして悪かったな。食べようや」


A「ところでさ」

A「自分らなんの未練があってトークンになったん?」

B「ん、どうしたの急に?」

A「いや、お盆やったからさ、家族のこととか思い起こして気になっただけ」

C「……」

B「ふーん。俺はまあ、ちょっと悔しい死に方したからなあ」

D「どうしたんですか?」

B「いや、ちょっとそれは言えないかな……」

A「ええやん。教えてよ。俺ら死んでるから気まずいことないし」

B「え~、絶対誰にも言わない?」

A「言わない言わない」

B「うーん。滑って死んだんだよね」

A「何が?」

B「いや俺が。ソープ行ったら風呂場で滑ってさ、頭打っちゃって」

A「ぶわっはっはっは!!!」

D「それは色々悔しいですね」

B「いやー、本当に悔しくてさ。気づいたら未練ある魂だったよ」

A「どーしよーもないな。Cは?」

C「……俺っすか?俺はまあ、面白くないんで」

A「いや、面白くなくてええよ。Bも話したんだから隠すことないやん」

C「……いや、生前好きな子に告白できなかったんで、多分それで」

A「ふーん」

B「トークンになるまで想うほど好きだったんだね」

D「切ないですね」

A「Dは?」

D「僕ですか?初音ミクの限定フィギュアが買えなかったからですね」

A「は!?」

D「いや、悔しいじゃないですか。気づいたら予約いっぱいだったんですよ」

A「いや、わかるけども、それで死後も未練あるの?」

D「いや、僕死んでないですよまだ」

A「え!?お前生き霊なん?」

D「はい。言ってませんでしたっけ?」

A「いやいやいや知らんし!トークンが生き霊とか怖いやん!」

B(できれば生きてる人の前で死因は話したくなかったな……)

A「若いもんはようわからんなー」

A「BもCもちっさい未練やったし」

B「いやいや、俺のは酷い方だって」

C「……」

A「まあええわ。ところで俺はやな、実はお母ち……」

C「Aさん、さっきから態度でかくないですか?」

A「は?」

C「いや、だって皆の未練馬鹿にしたり、そういうのありえないし」

A「いや、バカにはしてないけども、」

C「バカにしてますよ。失礼じゃないですか。」

A「……まあ、それは悪かったわ。でもお前、先輩に対してそれはないんちゃう?」

C「そうやって俺とDに対して先輩面するのもやめてくれません?」

C「確かに俺らはフラッシュバックされた時に出てきたけど、AさんとBさんも1ターン先に出ただけじゃないですか」

D「あー、正直そこは僕も思ってましたねー」

A「な、なんやねん自分ら……」

プルルルルル

B「あれ?プレイヤーさんからだ」

ガチャ

B「はい……はい、明日ですか?俺らが?」

D「明日何か大会出るんですかねー」

A「あ、明日って近くではレガシーの大会しかないんと違うの?」

C「……」

ガチャ

B「明日はレガシーの大会だってさ。」

D「あれ?プレイヤーさんデュアランとか買ったんですかね?」

B「いや、持ってないんだけど、なんか都内でデュアラン争奪大会があるから、ほぼスタンの白黒トークンで出るらしいよ」

C(正直きついだろ……)

A(いくらなんでもきついんちゃうかな……)

D(ミクさんもいいけど最近メイコ姐さんもいいな……)


-翌日某立川にて

A「うわっ!一回戦の相手石鍛冶やん!ガチ勢やん!」

B「まあ奇跡で消滅させられないだけ良かったねー」

C「あ、でもバタースカル出されましたね。」

B「ちょっとダメージレース勝つプラン難しいね」

D「メインだとまともに対処する手段少ないですよね」

A「あー、これは俺らが出てもジリ貧やな」

B「……一応粘ろうか」

-十分後

A「あたたたた……なんやねんあのバタースカル、同じトークンとは思われへんわ」

B「絆魂持ちのクリーチャーブロックすると痛いよねー」

A「なんか魂吸われるみたいやもんな」

D「僕ら魂ですけどね」

A「サイド後もあれ食らうのはちょっとなあ」

B「サイド後なら解呪系のカード入るでしょ。俺らもブン回りあるし負け確じゃないよ」

-サイド後

C「やべー、こっちはタップインスタートなのに相手1ターン目から動きますよ」

D「デュアランって強いよねー」

A「あ、あれは!?」

B「ルーンの母だね。解呪キープしちゃったから除去れないかもねー」

A(ちゃう!あれはルーンの母やない!)

A(あれは……あれは俺の母ちゃんや!)

B「でも急報が通ったから次出られるかもよ」

C「でも相手また2t目石鍛冶です……ブンですね」

A(そんな……おれお母ちゃん倒せへんよ……)

D「十手サーチされましたね。相手のデッキ強いなあ」

C「場に出たいですけどここは解呪の構えですね」

B「だねえ。解呪通らないと負けるけどw」


B「ああ、うん、ウィルね。うん。通らないよね、うん」

C「…厳しいですね」

B「一応無形の美徳と俺らがいるから間に合えばいいけど、、、」

-2ターン後

B「うん、完全に十手にカウンター乗っちゃったね」

D「石鍛冶おかわりまでされましたねー」

C「ルーンの母のせいで、除去も腐らされてますね」

A(ってお母ちゃんつよっ!)

A(気持ち的に倒されへんとかじゃなくて、普通に倒せんわこんなん!)

B「あ、もう無理だねこれ」

A(お母ちゃんイキイキしすぎやろ……なんかヘコんだわ……)


-二時間後

C「……結局0-3ドロップでしたね」

D「レガシーのゲームは難しいですねえ」

A(お母ちゃんは普通に勝ち進んどったな……)


B「あれ?そういえばAの持ってる未練って結局なんなの?」

A「……あー、あれな」

A「なんやろ、大したことじゃないわ」

C「……」

A「昨日はCもDもすまんかったな」

C「え?」

A「なんか、お詫びに、アイス奢るわ」

C「あ、はい。どうも」



おわり
新人トークン「本日より兵士トークンとして赴任してまいりました!」

新人「まだまだ至らない所もありますがよろしくお願いします!」

中堅トークン「へえ……どうしてこんなかがり火だらけのメタで兵士になったんだ?」

新人「は!学生時代に見た《軍部政変》から戦場を駆け抜けるトークンに憧れたからであります!」

ベテラントークン「また懐かしい話だな。」

中堅「そう肩肘張るな。俺たちがバックアップするから安心して任務につけよ」

新人「は!足手まといにならないように頑張ります!」


中堅「おやっさん、今度の新人……あいつに似てませんか?」

ベテラン「……そうか」

-約1年前

昔の新人「先輩!《謙虚》って知ってますか?」

中堅「けんきょ?俺ぁ学がねえからわからねえな。」

昔の「《謙虚》が場にあれば、ほとんどのクリーチャーが1/1になるんです!」

昔の「俺たち兵士トークンでも、装備したりパンプされればフィニッシャーになるんすよ!」

中堅「ははっ!そりゃすげえな」

昔の「レガシーでしか使われてないですけど、いつか《謙虚》と場に出ることが夢なんです!」

中堅「威勢のいいこった。その意気で頑張れよ。」

昔の「はい!」



中堅「……結局あいつは、夢を叶えられないままチャンプブロックで死んじまいましたけど」

中堅「今度の新人は、死なせたくないっすね」

ベテラン「……死なせんさ。お前も、誰もな」



-翌日

ベテラン「本日の作戦を説明する!」

ベテラン「戦場はスタンダード、我々を指揮するプレイヤーは青白タミヨウコントロールの使い手だ!」

ベテラン「相手は赤緑ステロイド、第一ゲームを先取されている」

中堅「チッ!かがり火野郎が相手か……」

ベテラン「我々は《機を見た援軍》としてサイドインされた!」

ベテラン「相手を牽制しつつ戦線を膠着させ、タミヨウ殿や天使トークンの群れを待つ!」

ベテラン「こちらはクリーチャーデッキではない!サイドでかがり火も減るはずだ!」

ベテラン「なんとしても生き残るぞ!」

新人・中堅「はっ!」


-こちらの先手、相手2t目

中堅「相手の《絡み根の霊》が場に出ました!二点食らいます!」

新人「来た!次のターンが我々の出番ですね隊長!」

ベテラン「バカやろう!もっと機を見ろ!」

ベテラン「絡み根の霊はラスゴにも耐性がある!《忘却の輪》で対処されるはずだ」

新人「は!申し訳ありません!」

-相手第3ターン

中堅「相手、《極楽鳥》を場に出すのみでターンエンドです!」

ベテラン「……来たな!絶好機だ!次のターンで出る!行くぞ!」

新人「は!」

新人(よし、このまま3人で七回殴れば……行ける!)

-相手第4ターン

中堅「相手が動きます!チッ!《高原の狩りの達人》だ!」

新人「そ、そんな……!」

ベテラン「うろたえるな!変身さえさせなければ簡単には殴られん!」

-こちら第5ターン

中堅「おやっさん!プレイヤーの手が止まりました!」

ベテラン「馬鹿な……スペルが何もないのか?マナフラッドか?」

新人(ブルブル)

-相手第5ターン

中堅「チッ!変身しやがった……まずい!新人が対象に取られた!」

新人「そ、そんな……」

ベテラン「まずい!プレイヤーに援護を要請しろ!」

中堅「プレイヤー殿!我々は援護を必要としている!」

中堅「至急《変異原性の成長》を新人トークンに撃たれたし!」

プレイヤー(やべえ……)

プレイヤー(特に理由がないのになんか勃起してきた)

中堅「くそっ!応答がねえ!」

新人「う、うわああああああ!!!」

ボンッ

ベテラン「……くっ!」

中堅「ちっくしょおおおおお!」

ベテラン「中堅、わしと死んでくれるか?」

中堅「隊長!?……覚悟はできてます!」

ベテラン「すまんな。次のコンバットで狼トークンと相打ちを取るぞ!」

中堅「はい!新人の犠牲は無駄にはさせねえ!」


相手「じゃあコンバット入ります」

プレイヤー(なんか意識すればするほど勃起してきた気がする)

プレイヤー(土地しか引かないし、なんかもういいかな。トイレ行きたい)

プレイヤー「すいませんwちょっと時間ないし、このまま負けそうなんで投了しますwww」

相手「え?いいんですか?」

プレイヤー「いんすよいんすよwwwステロ強いっすねーwww」


ベテラン「……戦いが、終わった?」

中堅「チキショウ……」

中堅「なんだよこれ……」

中堅「なんなんだよこれはああああ!」
ゴキユッゴキュッ!

リリアナ「ぷは~」

リリアナ「やっぱ仕事の後の霊薬は最高ね~」

リリアナ「今日も疲れたなあ。少し前に比べると忙しくはないけど」

リリアナ「なんか最近プレイヤーさん冷たいのよね~」

リリアナ「モダンのシーズン終わるからってファイルにしまっちゃう人もいるし」

リリアナ「フライヤーにすぐやられるアタシよりオリヴィアの方がかわいいって言う人までいるし」

リリアナ「オリヴィアなんて4マナのブスじゃん」

リリアナ「アタシを守れないアンタが悪いんだっての!」

リリアナ「……あれ、もうこんな時間か。飲み過ぎたかな」

リリアナ「……シャワーして寝よ」


-洗面所

リリアナ「しかしこのリリアナ様のモデル級バディで仕事が減るとはね~」

リリアナ「3マナのスリム体型でスーパー美少女のPWはあたしだけ!」

リリアナ「……あれ?」

ぷにっ

リリアナ「……もしかしてあたし、太った?」

リリアナ「いやいや!そんなわけないよね!体重計に乗ればはっきりするし!」


体重計(3.8マナ)

リリアナ「あああぁぁ!0.6マナも増えてるしいぃぁぁあ!」

リリアナ「やべえええ!マジやべえぇ!ほぼ4マナじゃねえこれ!」

リリアナ「4マナとかないっしょ!?闇の領域でしょそれ!?」

リリアナ「もうすぐM13の撮影だし!絶対に痩せないと……」

リリアナ(また太って、あの時みたいなことになるのは絶対イヤ!)


-そう、あれはまだM11だった頃

リリアナ「ごめん!待った?」

ガラク「……いや、待ってないよ」

リリアナ「ホントごめんね!新聞の勧誘断るのに時間かかっちゃって」

ガラク「いいって。行こうか」


リリアナ「なんか今日機嫌悪くない?」

ガラク「いや、そうじゃないんだけど、、、」

リリアナ「アタシが遅刻したせい?」

ガラク「……」

リリアナ「ホントごめんって!もう遅れないようにするから!」

ガラク「……もうやめねえ?」

リリアナ「えっ?なにが?」

ガラク「俺ら付き合うのさ、もうやめにしねえ?」

リリアナ「別れる、ってこと……?」

リリアナ「そんな!そんなのやだよ!」

ガラク「お前さ、重いんだよ」

リリアナ(重い……?)

ガラク「なんかお前といるとさ、手札が減ってく感じがしてさ」

ガラク「俺、緑だからあんまドローとかできねえし」

リリアナ(あたしが……)

ガラク「だから、さ。ごめんな」

リリアナ(あたしが5マナだから?)

ガラク「ほ、ほら、お前だってさ、本当はジェイスみたいな奴が好きなんだろ?」

リリアナ(!?)

ガラク「もうジャンドもスタンじゃないし、俺らが一緒にいること……」

リリアナ「ガラクのバカ!!この情け知らず!!」

ダッ

ガラク「ちょっ!待てよ!」

ガラク(やべえ)

ガラク(今の俺、ちょっとキムタクっぽくない?)


リリアナ(二度と、あんなことにはさせない!)


-M13撮影会

パシャッパシャッ

WotC社員「いいよいいよ!その表情!」

社員「そうそう!もっとプレイヤーを誘惑するように!」

社員「そう!その目!今ショーケースごしのプレイヤーは君を買っちゃいそうだよ~」

社員「もっとセクシーに!君はプレイヤーの衝動買いを狙うハンターだ!」

社員「自分の魅力を最大限に出して!予約しなかったプレイヤーを後悔させてやれ!」

パシャッ!

社員「よし決まった!これなら発売日に衝動買いだ!」



社員「おつかれちゃ~ん。いやー、リリアナちゃん良かったよ~」

リリアナ「(ニコッ)お疲れさまです!いい写真になったなら、皆さんのおかげです!」

社員「またまた謙遜しちゃって~」

リリアナ「いえ!私なんてまだまだですから」

社員「あ!この後パーティあるから楽しんでってよ!」

社員「特別に不死の霊薬のfoil飲み放題にしてるからさ~」

リリアナ「いいんですか?私、霊薬はあんまり飲めないんですけど、、、」

社員「またまたカワイイね~。じゃ、後でね~」


リリアナ(あっぶねー!ダイエット間に合って良かったー)

リリアナ(今朝やっとギリッギリの3.4マナ!アタシ天才?w)

リリアナ(あー!霊薬飲みたい!foilなんてもう売ってないし!)

リリアナ(今日は酔ったフリして飲みまくるぞー!!)


-二時間後

アジャニ「でもマジでリリアナ痩せたよなあ。今2マナ?」

リリアナ「え~、わたし全然太ってますよ~。でも、お世辞でも嬉しいかも」

アジャニ「いや、お世辞じゃないって!ホントに……綺麗になったじゃん」

リリアナ「え!?そんな……」

アジャニ「あ!ごめん!そういうつもりじゃないんだ!」

リリアナ「……」

アジャニ「こんなライオン野郎に褒められても困るよなw」

リリアナ「……ナことなぃょ」

アジャニ「……え?」

リリアナ「そんなこと、ないよ。アジャニ君もコスト軽くなってカッコよくなった」

アジャニ「ま、まじ?……やべ、なんかハズかしいな」


リリアナ(最高!完璧!アタシやっぱ天才!)

リリアナ(霊薬も飲み放題だし!もう軽く80点はゲインしたし!)

リリアナ(でも流石に飲み過ぎたかも……まあ、アジャニに介抱してもらえばいっか♪)


社員「みなさんありがとうございまーす!お疲れでーす!」

リリアナ(もう終わりか~)

社員「みなさんのお陰でM13もイイ感じになりそうです!」

リリアナ(霊薬、ちょっと持って帰ってもいっかな?)

社員「今日は最後にマナだけ測って終了ですんで!あざっした~」

リリアナ(……へ?)

リリアナ(やっべ!飲みまくったから増えてるかも!やっべ)

社員「はい次アジャニさん、、、3.2マナで3マナっすね~」

社員「つぎは、、リリアナさーん!」

リリアナ(もうあたし!?トイレも行けてないのに!)

社員「行きますよー」

リリアナ(奇跡起こって!お願いだから奇跡コストで2マナにして!)

社員「えっと、3.6マナなんで、今回4マナですね~、うん」

リリアナ「……ハイ」

社員「どうしたんすか?いいじゃないすか4マナ」

社員「4は死ですよ死!日本なら死の数字!闇の領域って感じでカッコイイっすよ!」

リリアナ「そう、ですよね、はい、がんばり、ます」

それが《闇の領域のリリアナ》、誕生の瞬間であった。

True End
テッテレテー♪

じんたん「あー!また1没か!くそ!」

じんたん「仕方ねえもう一回8-4だ!」

「じんたーん!」

じんたん「ん?」

じんたん「なんだこのトークン?俺トークンなんて出してねえけど」

トークン「ジンターン!メンマダヨー!」

じんたん「……」

じんたん「落ち着け、これは俺のストレス。夏の獣だ」

トークン「メンマトキタマガイイノー!トキタマガイイノー!」

トークン「トキタマトキタマ!タマタマ!キンタマ!wwピョルフwwwプピピピwwww」

じんたん「……思春期の性衝動まで絡んできやがった」

じんたん(こんなに歪んでるのか俺の性衝動……)

ピンポーン

トークン「オキャクサンダー!メンマガデルー!デルデルデチャウー!」

じんたん「落ち着け!お前はまずMOの画面からも出られてない!」

ガラッ

あなる「……なにしてんのあんた」

じんたん「いや、なんでも」
トークン「ワーアナルダー!アナルヒサシブリー!」

じんたん「おい!」

あなる「……?」

じんたん「悪い、なんでもない。なんだよ、急に?」

トークン「アッ!アナルノアナルダー!デュクシwwwデュクシwwww」

あなる(なんかお尻がムズ痒いけど……)

あなる「はい、グランプリ横浜の参加要項。」

じんたん「横浜って言ったって、もう終わってんじゃねえか」

あなる「あんたと違って忙しいのよ」

じんたん「ま、MO専門の俺には関係ないけどな」

あなる「……あんた、たまにはカードショップ来なさいよ」

じんたん「行かねえよ、あんな店」

トークン「アナルノアナルオモシレー!アナッテアナッテアナットルwww」

じんたん「(これは酷い……)とにかくもう帰れ!」

ガラッ!ピシャッ!



じんたん「ったくお前は!」

トークン「メンマワルクナイモン!」

じんたん「昔とは違うんだ!もうあなるのアナルをアナるな!」

トークン「プヒョヒョヒョwwwww」

じんたん(マジでうぜえ……)

じんたん「なあめんま、お前、どうしたら消えてくれるんだ?」

トークン「ンー」

トークン「メンマ、オネガイカナエテホシインダトオモウヨー」

じんたん「お願い、か」



-なんやかんやあって秘密基地にて

ぽっぽ「うーん、めんまのお願いか~」

じんたん「ああ、考えても全然わからなくてさ」

ぽっぽ「ひょっとしたらアレじゃね?」

ぽっぽ「ノケモン」

ぽっぽ「……が流行ってた頃にみんな使ってた梅澤の十手!」

じんたん「ああ、あのバランス崩壊したレア装備品か」

ぽっぽ「そうそう!めんま欲しがってただろ?」



-あなるの働くカードショップにて

あなる「ちゃんとショップ来たんじゃん」

じんたん「……うるせえな」

あなる「で、何が欲しいの?」

じんたん「レア装備品」

あなる「レア装備品!?赤白剣?それとも黒緑剣?」

じんたん「……梅澤の十手」

あなる「梅澤の十手!?モダンでも使えないカードじゃない!?」

じんたん「いいからあるなら早く売ってくれ!!」



あなる「2200円になります!」

じんたん「はあ!?何年も前のカードが神話レア級の値段かよ!?」

あなる「言っとくけど良心的な価格なんだからね!」

あなる「今では入手困難でプレミアついてるんだから!」

じんたん「ったく……」

あなる「買うの!?買わないの!?」

じんたん「買うよ!!」

チーン♪



-自宅にて

じんたん「これでいいんだよな……」

トークン「ウッヒョー!!ドラフトオモシレー!」

じんたん「勝手に俺のチケットでドラフトしてるし……」

じんたん「はええとこ消さないと……ほら!めんま!」

トークン「アウン?」

じんたん「これ、お前が欲しがってたやつだろ!?」

トークン「ウオオオオオ!ジッテハンパネエエエエ!!」

じんたん「えっと、装備させればいいのか……?」

トークン「グギャッ!」ボンッ

じんたん「あれ?装備する前に消えた……?」

じんたん「あー、、、」

じんたん「めんま、イリュージョンクリーチャーだったのか。幻覚たけに」

じんたん「……」

じんたん「まあいいか。塩まいてMOやろう」


Happy End
あるカードショップへ向かう階段の途中-

上から女の子が落ちてきた-

その女の子には-

ライフというものがほとんどなかった-


-その日、廃校舎にて

ひたぎ「本当にあなたが力になれるというの、阿良々木君?」

暦「ああ、正確には僕がってわけじゃないんだけど、専門家がいるんだ」

こよみ「本当にこんなところに住んでいるの?」

こよみ「阿良々木君、デッキケースの上からではそうは見えないかもしれないけど」

ひたぎ「私のカードは法を犯してまで手に入れる価値はないかもしれないわよ。」

暦「どんな自意識過剰だ!」


そう、忍野は僕が吸血鬼デッキを使っていた時に助けてくれた、
(シャークトレードの)専門家なんだ。

-教室にて

ひたぎ「あなたが助けてくれるんですか?」

忍野「僕は助けたりしないよ。君が勝手に助かるだけさ。力は貸すけどね。」

ひたぎ「今まで何人もの自称プロ、MO廃人、キャラスリ愛好家が
同じようなことを言ったけど、何も変わりませんでした。」

忍野「……君はライフを奪われたんだってね。」

ひたぎ「!!」

忍野「どうしてそうなったのか、話してくれるかい?」

ひたぎ「……触手に、襲われたんです」

ひたぎ「はじめは、友達と楽しくカジュアルマジックをしてたんですけど」

ひたぎ「ある日から友達が知らないカードばっかり使うようになって」

ひたぎ「ストーム?とかで、3ターン目にライフを奪われるようになったんです」

ひたぎ「それから友達に全く勝てなくなって……」

忍野「……怪異だね」

暦「!」

忍野「それは、『一人ガチ』っていう怪異だよ」

忍野「地方によって初心者キラーとか中学生相手にマジとか呼ぶこともあるけどね」

忍野「楽しく身内でカジュアルマジックをしていたはずなのに」

忍野「一人だけ本気で勝ちに来て、強いデッキ組んじゃって」

忍野「なんか周りがシラけて気まずくなるっていう怪異さ」

忍野「店員やジャッジとしては止められないけど、友人関係の上では厄介な怪異だね」

ひたぎ「忍野さんはジャッジ関連の方なんですか?」

忍野「大学の学部はそうだけど、ジャッジの試験に落ちてしまってね」

ひたぎ「それで……助けてくれるんですか?」

忍野「さっきも言っただろ、君が自分で助かるだけさ」

ひたぎ「……でも、タダっていうわけではないんですよね?」

忍野「そうだねえ……十万円。払えるかい?」

暦「な!?」

暦(忍野、鮫トレの専門家とはいえそれはぼりすぎだろう!)

ひたぎ「払います。どんなことをしてでも」

暦(お前も払うなよ!どんだけ勝ちたいんだよ!)

暦(ていうか十万あればANTに対抗できるデッキ素で組めるんじゃねえかな……)

忍野「じゃあ準備をするからシャワーでカードを浄めて、清潔なスリーブに入れておいで」

-以下廣告(TV放映時)


忍野「うん、いい感じにカードがぐじゅぐじゅになってるね」

暦「なあ忍野、なんでカードをぐじゅぐじゅにする必要があるんだ?」

忍野「まあ今にわかるよ」

忍野「お嬢ちゃん、じゃあ今から質問をさせてもらうよ」

忍野「名前は?」

ひたぎ「戦場ヶ原ひたぎです」

忍野「年は?」

ひたぎ「17歳です」

忍野「マジックで好きな色は?」

ひたぎ「白と黒のオルゾフカラーです」

忍野「好きなカードは?」

ひたぎ「リン・シヴィーです」

忍野「好きな理由は?」

ひたぎ「言いたくありません」

忍野「嫌いなカードは?」

ひたぎ「対抗呪文です」

忍野「嫌いな理由は?」

ひたぎ「言いたくありません」

忍野「今までマジックをやっていて一番辛かったことは?」

ひたぎ「……お母さんが」

ひたぎ「お母さんにスリーブ買ってきてって頼んだら」

ひたぎ「遊技王サイズのスリーブを買って来ちゃって合わなかったことです」

暦(そんなに辛いことがあったのか……)

暦(僕も欲しいキャラスリが遊技王サイズだった時辛かったな)

忍野「さて、じゃあ始めるよ」

忍野「僕がANTを使うから普通に練習しよう」

暦(え!?じゃあ今の質問のくだりは何?)

ひたぎ「でも、私のデッキじゃ……」

忍野「大丈夫、僕が対策カードをあげよう」

忍野「昔間違って濡らしちゃったやつだけど、
今の君のぐじゅぐじゅのカードには逆に馴染むから」

暦(このためにシャワーでぐじゅぐじゅにしたのか……)

ひたぎ「この16枚ですか?」

忍野「うん。ガドック・ティーグとエーテル宣誓会の法学者が八枚ずつあるよ」

ひたぎ「でもそれってルール違反じゃ……」

忍野「大丈夫大丈夫、バレないから」

暦(最低だなこいつ)

ひたぎ(割と最低ねこの人)

-練習後

忍野「よし、勝率8割は固いね。」

ひたぎ「……はい」

忍野「じゃあもう帰っていいよ」

忍野「十万円だけ後で持ってきてくれればいいから」

ひたぎ「……」

忍野「頑張ってね~」


-帰り道

暦(こんなんでいいんだろうか……)

ひたぎ「……」

暦「なあ」

ひたぎ「なに?」

暦「十万円、払わなくていいからな」

暦「カード、ぐじゅぐじゅになっちゃってごめん」

ひたぎ「……」

暦「今度弁償するよ」

ひたぎ「……ありがとう」

終わり



-次回予告

次回、紙物語第二話『おしのシャーク』!

9割方書かないけどお楽しみに!
どうしてもジュウシマツ住職に見えてしまった
どうしてもジュウシマツ住職に見えてしまった
チェフはまあかわいそうだったね。
唐突に発表する!
注意点として、タイトルの細かいところは曖昧である!
最近のAVはタイトル長すぎて覚えられんのである!

1位 絶対に感じてはいけない病院24時

デデーン!遠藤、アウトー!

ソフトオンデマンドは流石だった。

2位 奥さんはチンチンの側に住んだらええ

冷静に考えるとチンチンの遠くに住んでる奥さん少なくね?
チンチンの近くってチンチンから半径何メートルまでなの?
チンチンからの距離ってやっぱり陰茎何メートルっていう単位なの?

3位 一撃バズーカ顔射

相手は死ぬ

4位 ペットボトルロケットアクメ

相手は死ぬ

いや、マジでペットボトルロケットって撃ち込んでいいのかよw

5位 家政婦がミセタ

いや、仕事しろよ。

6位 男の娘アイドル4

なんで3まででやめなかった!

どれだけ借金したら男の娘アイドルにされちゃうんでしょうか。

7位 オレのかみさんとヤラないか?

お断りします。

8位 お尻マンション

住みたい。

このタイトルはよーく見てるとなんかじわじわくる。

9位 Faith/ero

性杯戦争がね、こう、ね。

10位 美人すぎる着ぐるみ劇団員

その設定重要じゃなくね?
完全に美人すぎるって言いたいだけだなもう。


以上である!
公園の狩りの達人「はい!おすわり!」

狼「バウッ!」

公園「すいません、大丈夫ですか?」

人妻「いえいえ、大丈夫です~」

公園「ほら!お前もお詫びしなさい、次郎!」

狼「くぅ~ん……」

人妻「あはは、賢いわんちゃんですね」

公園「いや~、全然言うこと聞かなくて」

人妻「元気ですもんね~。今田さんちの勇丸くんより大きいんじゃないかしら」

公園「いえいえ、相打ちぐらいじゃないですかね~」

人妻「(……相打ち?)……キャ!」

狼(ベロベロベロベロベロベロ……)

公園「こらっ!次郎やめなさい!」

狼「くぅ~ん」

公園「ホントすいません!」

人妻「い、いえ。大丈夫です……」

公園「スカート汚れちゃいましたよね……クリーニング代出します!」

人妻「え!?大丈夫ですよ、安物ですから……」

幼児「ママー!」

人妻「あ、子供が呼んでるんで行かないと、、気にしないで下さい」

公園「いや、悪いです!せめて今度お詫びさせてください!」

公園「これ!僕の名詞なんで連絡下さい!」

人妻「いや、そんな……」

狼「わぉーん!」

公園「こら次郎ひっぱるなって……必ず連絡くださいね!」


人妻「……行っちゃった。」

人妻(株式会社ステロイドの高原さんか。)

人妻(案外狼男に変身しそうだけど、いい人そうだったな……)


-その日の夜

テッテレテー

公園「……お、今日の人妻からメールきてんじゃん」

公園「楽勝っぽいな。やっぱ狩り(ナンパ)は公園に限るわ~」

公園「ステロイドなんて会社ないのにマジウケるよなー」

公園「しかし今日はあいつおせーなあ……」

ピンポーン

「すいませーん!」

公園「ん?なんだろ?」

ガチャ

梅澤「夜分にすみませんな。私、こういうものです」

公園(警察手帳?……梅澤俊郎巡査か。)

公園(てかこの人ヤバそうだな……あの十手がなんか特にヤバそう)

公園「あの……何かご用ですか?」

梅澤「いえね、実は今日、狼を連れた不審者がいるって通報がありましてね」

夜景の狩りの達人「……ごめん」

公園「夜景!」

夜景「いつも通り夜景スポットでナンパしてたら捕まってさ……」

梅澤「……ゴホン。軟派は自由ですけどもね、狼を連れてってのはちょっとね」

梅澤「ちゃんとご家庭で世話をしていただくようにお願いに上がったわけです」

梅澤「まあ、今回は厳重注意で済ませますが、以後注意してくださいよ?」

公園「すいませんでした!!僕からも言って聞かせますんで!」

公園「ほら、お前も頭下げろよバカ!」

夜景「お、おい!俺は……」

バチン!!

狼「キャイーン!」

梅澤「ぬわー!」

夜景「太郎!梅澤さん!」

夜景「公園!俺のことタップすんなって言っただろ!」

公園「タップって、、俺はただ……」

夜景「ちっきしょー!どーすんだよこれ!?」

公園「ご、ごめん」


夜景「……」

公園「……」

夜景「……なんか、温かいもの食べ行く?」

公園「……そうするか」

fin

高原のチャリの達人「あー、ぶっちゃけそれは俺も思ってた」

野生「今日みたいに雨降るとさ、チャリじゃきついよね」

高原「俺ら達人ではあるけど、やっぱ車の方が早いしな」

野生「……」

高原「……」


野生「なあ」

高原「何?」

野生「貯金いくら貯まった?」

高原「なんで?」

野生「車、欲しいじゃん」

高原「駄目だよ」

野生「俺のバイト代からも出してんじゃん。半分は俺の金でしょ?」

高原「いや、お前が言い出したんじゃん。学費貯めようって」

野生「そうなんだけどさ……」

高原「ならもう少し貯めてから考えようよ」

野生「でもさ」

高原「もういいじゃん。狼の餌作るよ」

野生「……うん」


野生(前から思ってたけど、こいつからは野生が感じられねえな)

野生(大体狼の餌を毎日調理してんのも気に入らねえ)

野生(生でも食うだろ。狼なんだし)

野生(いちいち火通してるから狼も虫歯になんだよ)

野生(動物病院行った時すげえ金かかったし)

野生(大体、勢いで言っちゃったけど、狼って警察犬学校入れるのかな……)

野生(そもそも警察犬学校って学費とか払って通うもんなのか?)

野生(あー、なんか面倒くさくなってきた)

野生(高原にトークン飛ばしてやっちまうかな)

野生(どうせ次のターンにはまた一匹出てくるし……)

高原「あっ!!」

ペラッ

高原「ごめん変身しちゃった。昨日魔法唱えなかったんだ」

野生「またかよ……」

野生(タフ4じゃトークンでも倒せねえじゃん……)

高原「ごめんまた二点飛ばしていい?」

野生「マジで?あれ痛いんだけど」

高原「頼むよ」

野生「そう言わ」

バチン

野生「痛っ!」

高原「ごめん、もう対象取ってたw」

野生「もー、なんなのおま……」

野生(グラッ)

野生(あれ?やべえ)

野生(そいえば今日、バイトで渋面のおっさんにチャンプされてたんだった)

野生(やべ…タフネス……足り…ね……)


狼「くぅ~ん」

高原「どうしたの太郎?……あれ!?野生!?」

高原「おい!?野生!冗談よせよ!!」

高原「おい!……息、してねえ……」

高原「……誰か」

高原「誰か助けてくださあああああい!!!!」

fin
5月20日はドログバ記念日。

チェルシーよ、悲願のビッグイアーおめでとう。

特にブルーズサポではないけど、ランパードやドログバのような選手が
ビッグイアーを掲げないままキャリアを終えないのは
勿体ないから今回は心おきなく祝福できる。

アブラモビッチに買収されてから金満クラブとか傭兵軍団とか
散々言われてきたけど、やっと報われた感じやね。

しかしトーレスはこれでEUROに呼ばれるんだろーか。
今のスペインじゃどっちみちスタメンは怪しいけどなー。
年齢的にもチャンスが少ないから呼ばれたら頑張って欲しい。

ちなみにEUROではドイツを応援しようと思ってます。
今のドイツのアタッカー陣は熱すぎ。
実際戦力的にはドイツとスペインが抜けてると思うし、楽しみである。
「わあああああああああ!!」

「また神の3点アタックだ!!!」

牧「よおおし!」

清田「さすが神さん!3Pの天才!」


三井(ビッ!)

「三井さんのアタックだ!」

「通れ!」

メガネ君「フィニッシャーとしての才能では三井も負けないはずだ!」

高頭(……才能?)

天界の列柱(ガン!)

「ああー!ブロックされた!」

高頭「才能か……」



高頭「入部当時の神は何も持たないカードだった……」

高頭「少なくとも私にはそう思えた。」


神「神宗一郎、1マナ1/1フィニッシャーです。よろしくお願いします」

高頭(大丈夫かこんなヒョロヒョロしたクリーチャーが……)


特にレアリティが高い訳でもない。

マナコストも普通。

シングルカードの値段の点では新ガラクや《聖トラフトの霊》とは
比べ物にならなかった。

案の定リミテッドでバニラクリーチャーに
何度も何度も吹っ飛ばされる神に、
構築はとうていムリだと私は言った。

新規カードにはショックな言葉だ。

神「……」

高頭(……悔しくないのか?)

そうではなかった。

その日からFNMが終わった後、
黙々とアップキープにデッキトップをめくる練習をする神を見て、
神が何も持たないカードではないことに私は気づいた。


あいつは変身という能力と……
変な虫の裏面デザインを持っていた。



「うおおおおおお!!信じられん!!」

「また《思案》がめくれたー!!!」


高頭「確かにマジックには才能も必要だろう!」

高頭「だが本物のデルバー使いはイカサマによってのみ場に出す!」

高頭「あくなき反復練習のみがイカサマ成功率をアップさせるのだ!」


高頭「神はあれから、アップキープ一回に5枚以上めくる練習を欠かしたことがない!」


高頭「海南にプロプレイヤーはいない!」

高頭「だが海南が最強だ!」


ジャッジ「ピピー!!」

高頭「!!」

湘北メンバー「!」

ジャッジ「DQ!……海南!」
もし世界が100人の石鍛冶だったら


1人はフォイルです。
WWK発売からそう遠くないうちに、
梅澤の十手などを愛するレガシーフォイラーなどによって
相場より高値で購入され、スリーブに入れられて大事にされるでしょう。

残りの99人は全て光っていません。

99人のうち19人は熱心なエターナルプレイヤーに購入されました。
梅澤の十手を持ってきたり、火と氷の剣を持ってきたり、
WWK発売直後からプレイテストで忙しそう。
バジリスクの首輪でタルモの睨み合いを制するだって?
いろんなことが試されてますね。
そう遠くないうちに活躍できそうです。

ほかの40人は青田買い。
スタンダードプレイヤーはいつか使われるかもしれない、
エターナルプレイヤーもZOOと相性良さそう、なんて言ってます。
カードファイルの中でお休みしたり、時にはカジュアルに出てみたり。

最後の40人はカードショップのショーケース。
「エクテンとかレガシーなら装備強いからやれるだろうけどね~・・・・・・」
プレイヤーさんと店員さんのお話を聞いて過ごします。

ショーケースの中の石鍛冶さんたちはちょっと寂しそう・・・・

でも大丈夫!超有名プレイヤー、LSVさんが言いました。
「こいつ、いい女だぜ!」
ボスナヤを使ったLSVさん大活躍!

さあ、こうなると石鍛冶さん達大忙し!
エターナルでもすぐに活躍できたので、
色んなフォーマットにお仕事があります!

ドラフトでレアピックされる石鍛冶さん、とっても嬉しそう。

新しくショーケースを飛び出す石鍛冶さんたちもいっぱい!

でも、まだ20人の石鍛冶さんはショーケースの中のまま。
「デッキに4枚入るカードじゃないからなー・・・・・・」
プレイヤーさんと店員さんのお話を聞いて過ごします。

ちょっと値段は上がったけれど、
ショーケースの中の石鍛冶さん、やっぱり寂しそう・・・・・・

少し月日が流れても、石鍛冶さんの日常に変わりはありません。
SOMが発売されると強そうな剣が出たけれど、
時代はヴァラクートと青黒コンが全盛期。

石鍛冶さんもちょっと値段が上がって、上陸ボロスも強いけど、
石鍛冶さん、もうちょっとお仕事が欲しいかな?
同じWWKのジェイスさんはトップレア。
イケメンのジェイスさんに憧れて過ごします。

そして、石鍛冶さんにとっての運命の日が来ます・・・・・・

そう、MBSが発売してすぐに、CFBの紹介で、
ジェイスさんと石鍛冶さんがついに一緒になったのです!

CFBのコラムでは新しい「苦花」とも称された石鍛冶さん。
コラムはちょっと恥ずかしそうだったけど、
憧れのジェイスさんと一緒になれて嬉しそう。

こうなると石鍛冶さんは売り切れ続出!
ショーケースに残ってる石鍛冶さんはほとんどいません。
ショーケースにいる時も前の2倍の値札をつけて、
みんなから憧れの視線を受けて過ごします。

たった一人のフォイルの石鍛冶さんも、
レガシープレイヤーからスタンダードフォイラーまで
みんなから引っ張りだこ!

グランプリでもPTQでも、石鍛冶さんは大忙し!
今日もせっせと饗宴と飢餓の剣を運びます。

少しすると、石鍛冶さんとジェイスさんのところに、
殴打頭蓋さんと戦争と平和の剣もやってきました!
NPHの発売です!

石鍛冶さんはもっともっと大忙し!
色んな装備品をサーチして、プレイヤーさんのためにせっせと働きます。
周りにいるのはジェイスさんやミラディンの十字軍さんなど、
逞しいイケメンばっかり。戦隊の鷹さんの群れが
幸せそうな石鍛冶さんを祝福します!

石鍛冶さん、今日はスタンダードのお仕事です。
2ターン目に殴打頭蓋を持ってきます。
これでライフレースは安心だね!

石鍛冶さん、今日はレガシーのお仕事です。
2ターン目に殴打頭蓋を持ってきます。
3ターン目に出すと勝っちゃうね!

あれれ?でも石鍛冶さん、スタンダードでもレガシーでも、
これってやってること同じじゃない・・・・・・?

石鍛冶さん達、プレイヤーさんに大事にされて
とっても幸せそうだけど、最近働きすぎじゃない?大丈夫かな?



スタンダードでの役目が終わるまであと数ヶ月、
ずっとずーっと働きづめの石鍛冶さんに、
悲しいお知らせが届きます。

なんと、スタンダードで禁止されてしまうことが決定したのです!

かわいそうな石鍛冶さんたち。
やっぱりみんな悲しそう。

でも石鍛冶さんが悲しんでいるのは、
スタンダードのお仕事がなくなるからじゃありません。

石鍛冶さんとずっと一緒だったジェイスさんも、
スタンダードで一緒に禁止されてしまうことになったからです。

「ジェイスさんが禁止されてしまったのは私のせい?」

石鍛冶さんは悩みます。

禁止になる日が近づくと、石鍛冶さんは
どんどんカードショップのショーケースに逆戻り。

そしてついに禁止になる日。
気づいたらショーケースには40人。
初めのころとおんなじです。
少し値段も下がってしまいました。

ショーケースの中の石鍛冶さん、
カードプールの広いレガシーで、ずっと活躍できるか
自信がありません。

「エクテンやレガシーでも、禁止されたりしたら嫌だなあ・・・・・・」

石鍛冶さんは悩みます。

運命の7月1日、ショーケースの中で不安の隠せない石鍛冶さん。
スタンダードで禁止になっても使ってくれる
プレイヤーさんはいるんでしょうか?

「すいません、買取をお願いします・・・・・・」

また、仲間が増えそうです。ますます不安な石鍛冶さん。
だけど別の方向から、他のプレイヤーさんの話が聞こえます。

「うお!めっちゃ安くなりましたね!」

「買取にくる人多くてね~。WWKも結構剥いたから、在庫余ってて・・・・・・」

気づいたら、石鍛冶さん2人、お買い上げ。
2枚は持ってたけど、値段が高騰して困っていた
レガシープレイヤーさんみたいです。

少しの間、石鍛冶さんは大慌て。
プレイヤーさんからショーケースに。
ショーケースからプレイヤーさんに。

でも日に日に、ショーケースの中の石鍛冶さん、減ってきたかな?


そして3週間が過ぎました。

「また青白石鍛冶か~。レガシーでも強いな~」

今日はレガシーのイベントのデッキリスト掲載日。
どうやら石鍛冶さんのデッキが活躍してるみたいです。
石鍛冶さんと一緒にジェイスさんの名前もあります。
ジェイスさんに嫌われていなくてほっとした石鍛冶さん。

そしてショーケースの中の石鍛冶さん、
なんと20人に減っていました。

前よりはずっと忙しくなくなったけど、
それでもレガシーでイケメンのジェイスさんと
また一緒にお仕事ができて嬉しそうな79人の石鍛冶さん。

フォイルの石鍛冶さんも大事にされて幸せそう。

ショーケースでも、少し値段が戻って、ほこらしげ。

エクテンシーズンになったら、
またショーケースから消えるのかなあ?

スタンダードのプレイヤーさんに構ってもらえなくなったのは
残念だけど、それでもショーケースのなかの石鍛冶さん、
優しいエターナルプレイヤーさんを待ってます。

また禁止にならないといいね!!


おわり
田岡「7/6はでかいだけ?結構じゃないか」
田岡「魚住!!魚住はどこいった!?」

部員「黄サブでストレージ漁ってます」

田岡「またか」



―某潜水艦店内

(一人リセのストレージを漁る魚住)

田岡「……」

魚住「もうマジック辞めます…!!」

田岡「……誰でも一度はそう思うもんだ」

魚住「毎日思ってます」

(うずくまり、震えながらリセのカードを見つめる魚住)


魚住「うっ!」





魚住「萌えっ!」 

田岡(こいつ、キャラ箱信者だったのか……)




魚住「……ストンピィも続けられません」

魚住「いっつも除去られて、アド取れないし」

魚住「思考囲いされた時恥ずかしいだけだし……」



田岡「ストレージをしまえ……」


魚住「俺のクリーチャーはただでかいだけって陰口たたかれてるのも知ってる!!」

田岡「……!!」



―黄サブの外で腰掛ける二人

田岡「この田岡茂一がストンピィをまわし始めて10年……」

田岡「初めて今年デッキのフィニッシャーになれるカードを得たんだ」

田岡「それはこのカードだ“スケイルド・ワーム”」

田岡「でかいだけ?結構じゃないか」

田岡「プレイングの技術を身につけさすことはできる……だか……」

田岡「クリーチャーをでかくすることはできない」

田岡「たとえおれがどんなプロプレイヤーでもな」

田岡「りっぱな才能だ」

田岡「魚住よ……」

田岡「7/6が4枚戦場に並んだ時……陵南マジック部初のエタフェス優勝」

田岡「おれはそんな夢を見ているんだ……」



魚住「……!!」

田岡「ん?おかしいかこんなオッサンが?」

魚住「い…いえ!いいえ!!」

田岡「よし!!行こうか次はAMCだ!」
どうも。最近DNを書いてません。

理由は2つ。

まず単純にあんまりマジックが出来てない。
色々と忙しくてあまり出来てません。体力もなくてorz
MOでドラフトをちょろちょろやってる程度ですね。
それも3没とか2没とか1没とか普通なのです。

そして重大なのはもう1つ。

SS(ショートストーリー)のネタが思い浮かばないのですorz

いや、需要もないだろうけど、これが思い浮かばないと書くことがないw
マジック以外のことなら、サッカーネタやら同人ネタやら
たくさんあるっちゃあるけど、それを書きすぎてもね~。

考えてはいるのです。

①QB「早く!僕と否定の契約をして魔法少年になるんだ!」

というタイトルは思いつきました。まどマギネタです。

マミさんが冒険家タクタクと戦って、一度倒したと思ったが、
その後出てきた5/5トークンにボコボコにされる、
というところまでは思いついたんですが、
否定の契約に限らず「契約」という言葉がつくカードと
この話をリンクさせることができず、
どうも面白くならなかったので断念。

②澪「律、疑っているわけじゃ(ry」

ゴブナイトが新環境で強くなったと聞いたので、
練習で律のブン回りに何度もボコボコにされた澪が、
律に言いがかりをつける話。

けいおんネタは書きやすくて、これは最後までアイディアとしてはあったんですが、
リアルのプレイヤーさんを煽りかねないので自粛しましたorz
いや、ここで書いたら同じなんですけど、
一応タイトルにしなかったしちょっと濁したんでご勘弁を。

連載再開が決まったからけいおんネタはまた書きたいんですけどね。

最近同人界隈ではむしろけいおんのモブキャラが
盛り上がってる気がしないでもない。いちごちゃんとかいちごちゃんとか。


というわけでスランプなのです。

一応明日は晴れる屋か宮原でフライデーに出るつもりで、
スタンに関してはちょろちょろ書くかもしれないですね。

SSに関してもなんか思いついたらまた書きます。
※クソ長いです

進藤「準備期間も少ない中、FNMに乗り込みましたヴァラクート代表。
その先に見据えるのは、アジア1の栄光か!?
今宵勝利の女神が微笑むのは一体誰なのか!?」

進藤「ヴァラクート代表、2-0を賭けた絶対に負けられない戦い、間もなくスタートです!」

進藤「さあ!始まりましたフライデー・ナイト・マジック2回戦、
ヴァラクート代表vs青黒コン代表!実況はわたくし進藤、
解説は松木安太郎さんでお送りします。」

進藤「松木さんよろしくお願いします!」

松木「よろしくお願いしますー」

進藤「さあ!ダイスロールが終了してゲームが始まりました。
まずは両チームのデッキメンバーをご紹介します!」

[ヴァラクート代表]
DF:稲妻、紅蓮地獄
MF:砕土、探検、召喚の罠
FW:緑タイタン、ゼンディカーの報復者
監督:溶鉄の尖峰ヴァラクート

進藤「このような布陣となっております。松木さん、
本日のデッキメンバー、どうご覧になりますか?」

松木「ええ、今回監督を使ったコンボデッキという形になってますね。
やはり砕土をどんどん使って崩していく形を期待したいですね。」

[青黒コン代表]

DF:マナリーク、呪文貫き、破滅の刃、見栄え損ない
MF:強迫、広がりゆく海
FW:黒タイタン
監督:精神を刻む者ジェイス

進藤「対するは青黒コン代表、かなりヴァラクート代表を
意識した布陣を投入した模様です。この辺り松木さんいかがですか?」

松木「ヴァラクート代表もこれまでの好成績を受けて、かなり研
進藤「おっと!さあ4ターン目!監督のヴァラクート、
タップインしました!タップイン!さあタップインして、
相手の1マナを警戒している、警戒している、ここはターンエンド!」

進藤「はい松木さん。」

松木「ええ、今のシーンでもありましたが、ヴァラクートもかなり研
進藤「今度は青黒コンが動く!さあ広がりゆく海がプレイマットに出ます!
対象は……ヴァラクートだ!!ファールの判定はない!
ヴァラクート、島になってしまいました~!」

松木「いや~今のはかなり際どいですね(苦笑)」

松木「ジャッジは流してましたけど、僕にはちょっと
あのカードは島には見えないかな~という感じがしますけどね~(苦笑)」

進藤「おっとしかしヴァラクート代表、相手のエンド時に動く模様です!
提示したのは砕土!なんと先ほど島にされた監督を生け贄に捧げます!」

進藤「しかし青黒コン代表、対応して呪文貫きをキャスト!
砕土からの突破は1マナインスタントによって阻まれます!」

松木「でも相手のエンドに仕掛けるっていう鋭さは見せてくれましたよね~。
やっぱり世界と渡りあって行くためには、中央だけじゃなく
砕土もどんどん使っていく、そこから崩して行くっていう姿勢が鍵になると思います」

進藤「おや?ヴァラクート代表、長考してますね。
ドローはしましたが、土地をセットしません」

松木「いや~、このマッチアップは土地が止まったら
相手のペースに呑まれてしまいますよ」

進藤「なんと何もせずにターンを返します。土地はまだ3枚、3マナだと
なかなかフォワードに繋げて行くのが難しいんじゃないですか?」

松木「その通りですね。だからこそ砕土を使って
崩して行くという姿勢が大切になりますね~。
砕土を使って行けば土地が伸びますから、
いい形でフォワードの決定機を作れると思います」

進藤「さあ入れ替わって攻めます青黒コン、
5枚目の土地をセットしてから、強迫をプレイします!」

松木「ここ突かれると厳しいなあ~」

進藤「しかし対応してヴァラクート、悩んだ末にまたも砕土をプレイ!」

松木「いいですね~。こういう仕掛けが、相手のリズムを徐々に崩して行きますから」

進藤「あ~っとしかし青黒コン、砕土をマナリークが阻みます!
ヴァラクート代表、追加コストの森を失って山2枚だけになってしまいました~!」

進藤「強迫では青黒コン、苦笑しながら紅蓮地獄を落とします。」

松木「完全に当たり負けしてるな~」

進藤「さあヴァラクート、ここから反撃にかけたい、望みをつなぐドロー!
……しかしここで投了を宣言!ジャッジの笛で前半が終了します!」

松木「MTGのジャッジって笛持ってるんだね~」

進藤「さあ松木さん、前半戦は青黒コン代表に
取られてしまいましが、どうご覧になられましたか?」

松木「ヴァラクート代表は砕土以外のメンバーが
全くゲームに絡んでいませんでしたからね。
ベンチメンバーを含めて後半から意地を見せてもらいたいです」

進藤「さあ後半戦、両チームのメンバーが入場して参りました」

進藤「おっとヴァラクート代表ですが、メンバーの交代があった模様です。
……センターサークルにガイアの復讐者の姿が見えますね。
また、中盤の底にはムルダヤの巫女も配置されています。」

進藤「交代を命じられたのは紅蓮地獄と……稲妻ですか?
なんどDFを廃した超攻撃的な布陣となりました、松木さんいかがですか?」

松木「いいですね~。失うものはないんだ!っていう覚悟が見えますよね」

進藤「先ほどアドバンテージは散々失ってましたけどね」

進藤「対する青黒コンも見栄え損ないを、記憶殺しに交代して、
注目の後半戦、キックオフです。」

進藤「後半戦はお互いに慎重な立ち上がり。
ヴァラクートが探検をプレイしただけの探り合いの様相です」

松木「探検は大きいですよ。土地が伸びれば砕土につなげやすくなりますからね~」

進藤「おっとここでヴァラクート動きそうです!」

松木「砕土か!?」

進藤「4マナでムルダヤの巫女のキャストを試みる模様です!」

進藤「少々考えた様子の青黒コンですが、対応してマナリークでカウンター!」

松木「まだありますよ!」

進藤「おっとしかしカウンターに対応して、召喚の罠を提示します!」

松木「きたかあ!?」

進藤「さあいよいよ訪れたビッグチャンス!強力な3トップにつなげられるか!?」

進藤「あ~っとしかし青黒コンも呪文貫きをぶつけてこれを阻みます!」

松木「っかぁ~!」

進藤「しかし阻まれはしたものの、ヴァラクート代表、
前半には見られなかった決定機を作りはじめています!」

松木「いや~、今のは決めて欲しかったなぁ~(苦笑)」

進藤「しかし松木さん、得点の形、一つ見ることができたのではありませんか?」

松木「ええ、あとは決定力だけという感じですね。」

進藤「しかし続くターン、青黒コン、4マナ分の土地をタップ!
これはジェイスか!?……いや違う、記憶殺しだ!!緑タイタンを指定」

松木「相当研究されてますよね~」

進藤「さあ、ハンドとライブラリのチェックが進みます。
しかしヴァラクート代表、表情が険しくありませんか?」

松木「記憶殺しをされて、タイタンが退場に追い込まれる、っていうのは、
代表の負けパターンですからね。しかし対戦相手チェック遅いな~」

進藤「青黒コンも少し戸惑ったような表情ですね。あ~っとジャッジも駆けつけます!」

松木「これだけ時間をかけると、イエローカードっていうこともありえますからね」

進藤「おっとここで審判の長い笛!!これは試合終了の笛でしょうか!?」

松木「ちょっとそれは行き過ぎじゃないかなあ(苦笑)」

進藤「しかし!?……なんとヴァラクート代表の敗北が宣言されます!
なんということでしょう!?」

進藤「松木さん、この判定はどういうことなんでしょうか?」

松木「……ちょっと、よくわかりませんね~」

進藤「あっ!現地の取材陣から連絡がありました!」

進藤「え~……ヴァラクート代表のデッキの中に、
原始のタイタンが5枚入っていた模様です……」

松木「5枚も持ってるんだ(笑)」

進藤「この反則行為により、ヴァラクート代表、無念の2回戦敗退が決まりました。
松木さん、今回の件、どう思われますか?」

松木「ネガティブに捉えられがちですけども、5枚も持ってるんだ、
というのは自信になりますからね。」

松木「敗れはしましたけども今回のFNMで
店内の注目度も上がったでしょうから、次に期待したいですね」

進藤「なるほど。有名プレイヤーの仲間入りですか!?」

松木「DNに晒されたりしたら決定的なんだけどね~(笑)」

進藤「残念な結果となりましたが、FNM2回戦、ヴァラクート代表、
青黒コン代表に反則負けで敗れる結果となりました。」

進藤「実況はわたくし進藤、解説は松木安太郎さんでお送りしました。
松木さん、ありがとうございました。」

松木「ありがとうございました。」





終わり
長々とありがとうございました。
蓮訪「レアでは駄目だったのですか?」

復讐蔦「……」

蓮訪「ちゃんとお話聞いておられますか?レアでは駄目だったのですか、復讐蔦さん?」

復讐蔦「え?僕ですか?」

蓮訪「はい、他でもないあなたに聞いております。なぜ神話レアなんでしょうか?」

復讐蔦「ああ、そういう話ですか。自分ではよくわからないんですが、僕強いらしいので……」

蓮訪「レアにも強いカードはたくさんありますが?」

復讐蔦「まあ、それはそうですけど……一応デッキの中心になってるらしいので」

蓮訪「本当にあなたがデッキの中心なのですか?」

復讐蔦「はい、一応蔦デッキみたいに言われるものはありますね」

蓮訪「しかしそれは獣相のジャーマンや戦隊の鷹ありきなのでは?」

復讐蔦「あ、ジャーマンじゃなくてシャーマンさんです」

蓮訪「!?……ジャーマンでは駄目なのですか?」

復讐蔦「僕に言われてもアレですけど、ドイツとか関係ないしシャーマンがいいかと……」

蓮訪(恥ずかしい……)

蓮訪「論点がズレましたが、あなたは単体では大して強くないのでは?」

復讐蔦「確かにシャーマンさんや鷹さんにはお世話になってますね」

蓮訪「ならば神話レアである必要はないのでは?」

復讐蔦「いや、でも一応レガシーでも使われるレベルみたいですし」

蓮訪「SotFは禁止になりますが?」

復讐蔦「あ、そうなんですか」

蓮訪「禁止になってもレガシーカードでいられますか?」

復讐蔦「……ちょっと、わかりません」

蓮訪「見通しはないということですね?」

復讐蔦「……はい」

蓮訪「ところで復讐の亜神というカードはご存じですか?」

復讐蔦「少し前のカードですよね?」

蓮訪「ええ、あなたの先輩にあたります。」

蓮訪「あなたと少し似た能力を持つカードですが、彼はレアです」

復讐蔦「いや、でもその頃って神話とかなかったんじゃ……」

蓮訪「亜神はレアで、あなたは神話レア、間違いはないですね?」

復讐蔦「……はい、間違ってはないです」

蓮訪「神である亜神がレアで、ただの植物であるあなたが神話レアというのはおかしな話だと思いませんか?」

復讐蔦「いや、まあ、そう言われるとそうかもしれないですけど……」

蓮訪「ではあなたが神話レアである必要はない、ということでよろしいですか?」

復讐蔦「もうそれでいいです」

蓮訪「ふむ」

蓮訪「……」

蓮訪「……アンコモンでは駄目なのですか?」

復讐蔦「え!?」

蓮訪「あなたはアンコモンでもいいのではないのですか?」

復讐蔦「いや、それは駄目じゃないですかね?僕みたいのがたくさん出たらリミテとかにも影響するかもしれませんし」

蓮訪「リミテッドでのあなたは大したことがないのでは?」

復讐蔦「いや、でも墓地から何度でも帰ってくる可能性あるんですよ?流石にまずいんじゃないですかね?」

蓮訪「墓地から帰ってくる必要はあるのですか?」

復讐蔦「……は!?いやいや、僕復讐蔦ですよ!?墓地から帰って来なかったらただの蔦じゃないですか?」

蓮訪「蔦で問題ないのでは?そもそも誰に対する復讐なのですか?」

復讐蔦「う〜ん、流石にただの蔦にされるのは嫌だなあ」

復讐蔦「……メタゲーム的に言って、やはりジェイスに対する復讐かと」

蓮訪「どちらのジェイスですか?」

復讐蔦「バカ高い方のジェイスです。マナ域的にも能力的にも、僕はジェイスに対するソリューションなので」

蓮訪「なるほど……」

蓮訪(筋は通っている……か)

ジュン

蓮訪(あら?)

ビシャビシャジョバー

蓮訪(やだ、ジェイスのこと考えただけで、私、濡れてる……?)

ピチャ!クチュクチュ……

蓮訪(ああッ!ジェイス!!美しい男!!)

グチュ!!グチュ!!

蓮訪(蔦野郎の言うことは正しい。確かにジェイスにはソリューションが必要だった……)

蓮訪(でもあの美しい男を、こんな化け物野郎のアタックで墓地に送るわけにはいかないッ……!!)

蓮訪(あぁッ……!!ジェイス!!私が貴男を守るわ!貴男への忠誠値は常にマックスよ!!)

ビクンッ!!!ガクガクガク……

復讐蔦「……さん!蓮訪さん!?」

蓮訪「……っへ!?」

復讐蔦「蓮訪さん急に黙り込んでどうしたんですか?僕のレアリティがかかってるんだからしっかりして下さいよ」

蓮訪「わ、わかってます!!少し考え事をしていただけです」

復讐蔦「まあ、いいですけど……で、僕どうなるんですかね?」

蓮訪「はい、結論を申し上げます。あなたは今日からアンコモンです」

復讐蔦「えっ!?」

蓮訪「墓地から還る能力を削除し、カード名を『蔦』のみに変更、能力は4マナ4/3速攻のみとします」

蔦「そ、そんな……なんとか、ならないんですか?僕を買ってくれた人に申し訳ない……」

蓮訪「何をおっしゃられても、この件に関しては決定事項として扱います」

蔦「酷い……」


【第一回神話レア仕分け結果】
仕分け対象:復讐蔦
仕分け結果:カード名を《蔦/Vine》に変更。
能力は4マナ4/3速攻までは据え置きとするが、
墓地から戻る能力に関してはそのテキストの一切を削除するものとする。
なお、伴ってレアリティをアンコモンに変更する。




終わり

※蓮訪さんは、完全にフィクションの存在であり、実在の人物との関係は一切ありません。
Lotus舫とかそんな名前の政治家がいた気もしますが、関係はありませんよ?
花道(モロ好みだ……!!!)

晴子「背が高いですね」

晴子「《ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus》とどっちが大きいかな?」

晴子「うわあすごい筋肉!!」

晴子「まあ脚も……!!スポーツマンなんですね」

花道「イ、イエ……べつに……」

晴子「でもやっぱりカードゲーマーの男の人の方が素敵ですよね」

晴子「マジック・ザ・ギャザリングはお好きですか?」

花道「大好きです!!スポーツマンですから!!」

花道(春が来た!!この俺にもついに春が来たー!!)


-その後いろいろあって某サブマリン店内

晴子「まだ誰も来てないみたいですね。」

晴子「あ!デッキ!!」

晴子「中学の時はこんな風にデッキをテーブルに置きっぱなしにしてたらすごいパクられたのよね~」

晴子「あっ、あたし中学の時はマジック部だったんですよ」

花道「スバラシイ」

晴子「はっ、ほっ」シャカシャカ

晴子「さあ赤木晴子選手7枚チェックだ!」シャカシャカ

晴子「ノーランドマリ……あっ!」バサッ

晴子「う~」

晴子「桜木君やって!」

晴子「エヘヘ、実は私トップデッキ強いんです」

晴子「だから高校ではマリガンやらないつもり」

晴子「だけど見てるのは好きなの、大好き」

晴子「子供の頃からお兄ちゃんがずっとマリガンしてるのを見てたから」

晴子「桜木君6マリガンって知ってる?」

晴子「6マリガンはマジック界の花形!!」

晴子「最もエキサイティングで最もギャラリーがざわつくプレイ!!」

晴子「とくにジャッジを呼ばれるんじゃないかっていうほど激しくハンドを叩きつけながら6回目のマリガンを宣言するのを、スラムマリガンっていうの」

花道「スラムマリガン……」

-その日のFNM

花道(スラムマリガンか……やるからには本気だぜ!)

花道「行きますよー!晴子さん!!」

晴子「OK!ガンバッテ!」

シャカシャカ

晴子「げっ!!!」

晴子「デッキ60枚全部ハンドとしてチェックしてる……!」

晴子(ドキドキ)

花道「行くぜっ!!スラムマリガーンッ!!」

花道(相手のライブラリーの真ん中にたたきつける!!)

花道「あれ?」

バキッ

ガシャーン

晴子「す、す、す、すごいわ桜木君!!テーブルは壊れたけど凄いパンチ力だったわ!」

晴子「桜木君もうこの黄サブには来ない方がいいわ!!」

花道「そ……そーすか?」

晴子「そーよ絶対よぉ!」


晴子(出禁よ!!出入禁止よお兄ちゃん!!)

晴子(桜木君は黄サブを出禁になるわ!!)

晴子(絶対よ!!)




おわり
律「いや〜、参ったな〜。和の奴急にうるさくなっちゃって。」

唯「音楽準備室なのにマジックのカードだらけだからね〜」

澪「律が使わないカード床に放っておくのがいけないんだぞ!」

律「いや〜ははは。家にも置き場がなくてさあ……」

澪「大体お前は昔から管理が雑で……私が貸したマスティコアだって結局帰してもらってないぞ!」

律「ああ、昔の方のマスティコアな。昔は強かったなあ」

紬「強かったわね〜」

唯「強かったですなぁ〜」

澪「いや、唯はあの頃マジックやってないだろ」

紬「まあまあ。今は掃除しちゃいましょ」

澪「そうだな。明日までに掃除しないと軽音部(改めマジック部)廃部にされちゃうし……」

澪(マジックしかやってないのに今まで廃部にならなかったのが奇跡だけどな……)


――20分後

唯「では蒸気の捕獲でマスティコアのコントロールを奪います!」

律「あ〜、負けた〜!」

澪「こら!律!唯!掃除サボるな!」

紬「あらあら」

唯「ごめんね〜。律ちゃんがデッキ組んだからつい」テヘヘ

律「みお〜、お前のマスティコア見つかったぞ〜」

澪「見つかったのか!?……って人のカードを部室に置きっぱなしにするな!」プンプン

律「いや〜、こんなとこにあったなんてな〜」

澪「全く!さっさと掃除終わらせるぞ!」

唯&律「は〜い」

澪(しかしマスティコアまで放り出されてたとなると)

澪(意外にいいカードも眠ってるのかもしれないな)

澪(捨てる前に一応チェックするか)

唯「ありゃ?これなんだろう?」

澪「凄いカードか!?」

唯「うんうん、ギターケースがあるの。誰のだろ?」

澪「なんだ、カードじゃないのか」ションボリ

律「誰のなんだろうな?私たちはみんなカード買うために楽器売っちゃったからなあ」

唯「ムギちゃんは売ってないけど、ギターは持ってないもんねえ」

紬「私のでもないし、ケースが古いから先輩のじゃないかしら?」

律「じゃあ売りに行ってみんなでカード買おうぜ!」

澪「おい律、流石にそれはまずいんじゃないか……?」

律「いーのいーの。新しいマスティコアみんなで買おうぜ〜!」

ガラッ

さわ子「みんな片付けは終わったの〜?」

唯「さわちゃんさわちゃん!見てみて!昔の楽器が出てきたんだよ!」

律「おい、唯……!」

さわ子「楽器?そんなもの置いてたかしら……?ってそれ……」

さわ子「なつかしい!こんなのまだ取ってあったのね〜」

唯「さわちゃんのギターなの?」

さわ子「アハハ、違うわよ。その中に入ってたギターは50万で売って、パワー9のカードを買ったわ」

唯「50まん!!」

律「すげえ!」

澪(そのギターがまだ残ってれば……!)

さわ子「今その中に入ってるのは、昔の私のデッキ」

唯「あ、本当だ!昔のカードが入ってるよ!」

さわ子「今高いカードはないと思うけど、みんなで分けていいわよ」

唯「凄いよ澪ちゃん!1ターン目に暗黒の儀式から5/5トランプルが出るよ!」

澪「ヘイトレッドか……確かに今となっては強い動きじゃないなあ」

唯「へぇ〜、エヴァンゲリオンみたいでかっこいいのに」

澪「でも高いカードはあんまり入ってないけど、昔のイラストがかっこいいから、少しもらおうかな……」

紬「素敵な茶色いカードもいっぱいね♪」キラキラ

律「でもさわちゃん、こんなのもらっちゃっていいの?」

さわ子「いいのいいの。好きなのを持って行きなさい。さあ、片付けも今日中に済ませるのよ〜」

みんな「は〜い」

――廊下

さわ子「あんなの……まだ残ってたのね……」

さわ子(確かもう10年ぐらい前よね)

さわ子(好きな人に告白したら、「ギャザが強い女の人が好きなんだ」ってフラれちゃって……)

さわ子(それから私は強さを追求して、ヘイトレッドにたどり着いた)

さわ子(それで、8マナ7/6のバニラクリーチャーを使っていた彼のデッキをボコボコにして)

さわ子(それから告白したら、「ごめん、正直ガチすぎてちょっと引いた」って)

さわ子(ショックだったなあ)

さわ子(まあ、そのあと後手でもボコボコにしたけど)

さわ子(ま、忌まわしいデッキも処分できたし、今日もMOやりながら一杯いきますか!)

さわ子「さ〜て、あと少し仕事頑張ろうかしらね〜」




終わり
シンジ「今さら白単ライフゲイン回すなんてできっこないよ!」

ゲンドウ「なぜだ?」

シンジ「魂の管理人落ちたじゃないか!魂の従者4枚じゃ安定しないよ!」

ゲンドウ「その分活力の力線を積んである」

シンジ「そのカードマナ域あってないよ!ていうか色違うよ!」

ゲンドウ「初手にあれば問題ない」

ゲンドウ「四枚刺しのカードを初手に引く確率は約60%だ」

シンジ「そんな理論誰かが3千年前に通った道だよ!」

ゲンドウ「……」

ゲンドウ「仕方ないな。レイを呼べ」

シンジ「!!」

シンジ(……あの子!!)

シンジ(全身包帯だらけだけど、それは事故にでも遭ったんだろう)

シンジ(それより手がガッサガサだ!あの手荒れは普通のプレイの仕方じゃない!)

シンジ(きっと父さんに渡された変なデッキばっかり……くそ……!)

シンジ「……るよ……」

ゲンドウ「なんだ?」

シンジ「僕が乗るよ!」


―色々あって十分後

マヤ「デッキをキャラクタースリーブに注入します!」

シンジ「え!?なんだこれ!!けいおんスリーブとか恥ずかし、ぅわ!」

シンジ「あずにゃんペロペロペロペロペロ」

マヤ「ペロペロしないで下さい!そんな嫌らしい目で見ないで、けいおんの世界観を受け入れて」

マヤ「真っ直ぐな目で作品と向き合えば、ペロペロ感はすぐになくなるわ!」


シンジ「ペロペ、ロ……ハァ、ハァ」

シンジ「……」

シンジ(唯って2ちゃんで叩かれてるほど悪いキャラじゃないな)


―三十分後、某サブマリンFNM

マヤ「対戦相手の反応あり!」

マヤ「パターン青白、第七使徒ヴェンセールです!」

マコト「初号機、6面ダイスを2つ射出します!ま、まさか……12です!」

冬月「(ダイスロールに)勝ったな」

ゲンドウ「ああ」

マヤ「初号機、先手を選択、7枚キープから……活力の力線を場に出します!」

マヤ「更に平地をセット!魂の従者をキャストしてエンドです!」

マコト「使徒は島から定業をキャストして手札を整えます!」

マヤ「初号機、2マナ域でアジャニの群れ仲間の召喚に成功!従者でアタックしてライフ23-19です!」

マコト「相手は乾燥台地をセットしてターンエンド!」

マヤ「初号機、ランドセットから小考……平地をタップしました!」

ミサト「シンジ君駄目よ!相手はマナリークを構えているわ!」

マヤ「セラの高位僧を唱えます!」

マコト「駄目です!使徒は対応してフェッチを起動、マナリークをキャストしました!」

ミサト「くっ!!」

マヤ「待って下さい!初号機、更に平地をタップ……2枚目のアジャニの群れ仲間を唱えています!」

マコト「使徒が親指を立てました!」

マヤ「アジャニの群れ仲間が6点アタックが通って、ライフは25-12です!」

シンジ(なんでさっきから僕初号機って呼ばれてるんだろう……?)

マコト「使徒は平地をセットして海門の神官を追加!解決策を探しに行きます!」

マヤ「初号機、2枚目のセラの高位僧をキャスト!更にタップして、孤独な宣教師、出ます!」

マコト「使徒の野郎はマナ立たせてないぜ!高位僧は6/6飛行絆魂になりました!」

リツコ(なんていうデッキとのシンクロ率なの……!?)

マヤ「群れ仲間2体はチャンプされましたが、従者の攻撃は通ります!ライフは31-11!」

ミサト「ターンが帰ってくれば勝ちね!」

マコト「しかし使徒の様子がおかしいです!投了する様子がない……」

マコト「やられました……審判の日です……」

ミサト「あと少しだったのに!!でもまだ!力線は出ているし、高位僧の条件は達成してるわ」

マヤ「……ダメです……ドローフェイズを経ても、シンジ君のハンドは……」

マヤ「平地と……緑の力線だけなんです……何もできずにターンエンド」

マコト「続くターン、使徒がまた4マナで動きます!……ジェイスです!」

ミサト「ウソよ!?ヴェンセールのデッキでしょ!?」

リツコ「残念ながら、青白ヴェンセールには通常3枚以上のジェイスが採用されているわ」

マヤ「こ、これは……そんな……」

マコト「ライブラリトップを……操作されてる……」

冬月「負けたな」

ゲンドウ「ああ」




おわり
シュージン「俺がデッキを考えて、お前が絵を描くんだ!」

サイコー「え?カードゲームのプロツアーだろ?俺いらなくね?お前一人でなればいいじゃん」

シュージン「ダメだ!カード買う金がないから、お前がカード描いてくれ」

サイコー「……」

サイコー「ダメだ」

シュージン「なんでだよ!?プレイヤーとしての俺の腕と、お前の絵があれば、本気でプロ目指せるぞ!」

サイコー「実は俺のおじさんは、有名な偽造カード職人だったんだ」

サイコー「でも失敗して、俺はカード職人にだけはなるなって言われてる」

シュージン「すっげー!!それ運命感じるじゃん!でもどうして失敗したんだ?」

サイコー「絵が下手だったんだ」

シュージン「……」

サイコー「……」

シュージン「でもお前は上手いじゃん!きっと成功するって!」

サイコー「いや、ダメだ。おじさんは言ってた。カードの偽造はギャンブルだって。どんな上手く描けても、ジャッジ呼ばれたら終わりだって」

シュージン「まあ、ギャンブルもクソもあからさまに反則だしな。」

サイコー「だから俺は、トークン職人にでもなろうかなって思ってる」

シュージン「ところでお前亜豆のこと好きだろ?」

サイコー「!?……まあ、好きだけど」

シュージン「あいつもお前のこと好きだぜ」

サイコー「マジで!?ちょっと告ってくる」


―亜豆家の前

ピンポーン

「はい?」

サイコー「亜豆さん俺と結婚して下さい」

亜豆母「え?あ、美保のお友達かしら?ちょっと待っててね〜」ウフフ

サイコー「……間違えてお母さんに告白しちまった」

シュージン「間違えてなくても今のはないけどな」

亜豆「ましろ……くん?」

サイコー「結婚して下さい!」

亜豆(え!?)

亜豆(それって……真城くんが私を好きってこと?)

亜豆(私もまあまあ好きだけど……)

亜豆(いきなり結婚はないわ〜)

シュージン(いきなり結婚はないな)

亜豆母(いきなり結婚はないわね〜)

サイコー「ご、ごめん!いきなりで驚いたかな……?」

サイコー「でも、亜豆さんのことが好きなのは本気です!」

サイコー「俺、シュージンと組んで偽造カード職人になる!」

サイコー「それでプロになって、有名になって、インビテーショナル優勝して、俺の絵が本物のカードになったら、」

サイコー「その時は結婚して下さい!」

亜豆(正直断るの難しくて困ってたけど……)

亜豆(なんか勝手にやたらハードル上げてくれて助かったかな)

亜豆「はい!」

サイコー「うおおおやったぜえぇ!」

シュージン(ていうかインビテーショナルってまだやってたっけ?しかも絵は描けなくね?)


しかしなんやかやでサイコーは、シュージンの「ぼくのかんがえたさいきょうデッキ」を75枚描きあげた。

シュージン「いよいよ持ち込みだな……」

サイコー「ああ、おじさんが、持ち込みの時は対戦相手が大切だって言ってた」

サイコー「対戦相手には当たりと外れがあって、外れだとすぐジャッジ呼ばれて終わりだって」

シュージン「こえ〜」


―某黄サブ店内

店員「それではFNMのマッチアップを発表しま〜す」

サイコー&シュージン(当たりを引きますように!)

三分後

シュージン「そ、それじゃあ僕の先手で。よろしくぉねがいします」

対戦相手「よろしくお願いします」

シュージン「……ランドセットしてエンドです」

対戦相手「……!!」

サイコー(うわ〜、俺が描いた山めっちゃ見られてる!!)

シュージン(この間が怖い!)

サイコー(この反応はどうなんだ……)

サイコー(おじさんは3ターンプレイできたら当たりだって言ってたけど……)

シュージン(当たりを引きますように!)

対戦相手「……」

対戦相手「ちょっと待って下さいね」

シュージン「は、ハイ!!」

対戦相手「ジャッジー!!」

サイコー&シュージン(やっぱりダメだった〜!)




終わり

偽造カードはダメ、絶対!!

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nos

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